
円陣のシーン大好き(笑
人は「何か」になりたい生き物だと思う。
正直な話、生まれてからずっと路傍の石である自分を受け入れながら死ねるほど人は強くないと思う
だから、その「何か」はきっと何でも良くて、その人の“好き”があればそこに理由は要らない
純子にとって、そして、みんなにとってアイドルをやる事が「何か」に繋がっている
純子にとっては「自分はアイドルだから。」以上に、
再びステージに立つ理由なんて(本当は)要らなかったんじゃないか、って感じましたね。

苦しいのは純子だけじゃない
葛藤を抱えてるのは決して純子だけじゃない
愛ちゃんもまた、サキが心配するように「恐怖」というトラウマと戦っている
人は悩んでる時や落ち込んでる時、どうしても自分だけが・・・という心証に陥りがちですが、
本当は誰だってそれぞれに悩みだったり抱えてるものがあったりする
それにしっかりと寄り添えた時、、、
フランシュシュは正しく“グループ”として機能するんだなあ。。って思えたお話で今回群を抜いて素晴らしい話数だったかと。

考えてみれば、
グループの全員が「同じ」である必要もないのかもしれない
純子には純子の、愛ちゃんには愛ちゃんのアイドル理論があって、
そういう重ならない部分も含めて別々だからこその面白さ・・・があるのがある意味「普通」なんですよね
今思えば某ス〇ップだって各々担当とするジャンルというか方向性?があったと思うし、
それはそれぞれの歌声の方向性にもよく表れててそういうトコもまた面白かった。
何よりも、
純子は純子で真剣で、
愛ちゃんは愛ちゃんは真剣なんですよね
時代は変わっても、昔の様に誰でもない「何か」に成る為に努力している、
必死に足掻いている様が何よりも美しく映えるのは何一つ変わっていない・・・
その本質さえ見誤らなければ、きっと二人はきれいに交われる。
だって、
四の五の主義主張を振りかざす以前に、
二人ともれっきとした「アイドル」なのだから・・・!
そんな二人を含めた「みんなの」結実が美しく光っていた中盤を彩るには相応しい名話だったかと素直に思いました。

それにしても、
ライブも曲も本当に素晴らしかったですね!
純子の美しい歌声は正に実力派に相応しい歌唱力でしたし、
みんな方向性がバラバラなのも統一感のない一体感(byコヤマシュウ)があって素敵でした
何よりも、電撃を浴びたけど、ゾンビだから何の問題も無い、どころか、ある種の演出みたいになって
最高のエンタメとして説得力を伴いながら至上のステージを作り上げてみせたのが鳥肌が立つくらい良かったです
それもまた、自分らで作り上げた類の「奇跡」だったのだと思います
まず、このステージに逃げずに立ったこと、
身体がバラバラになるまで練習したこと、
そして、
純子がフォローする事によって愛ちゃんが呼応して、その勢いで素晴らしい一体感が生まれたこと・・・!
すべてが、自分らで作り上げたドラマティックな演出であり、これこそがアイドルの醍醐味なのかな。って思いましたね
さくらが最後号泣してしまったのは、
自分でも無意識の内に本懐に近い光景を観たから、
夢の片鱗を叶えてしまったから・・・なんだと感じました
このメンバーでここまでのステージをやり遂げられた達成感もあったと思うし、
伏線として色々と思い出してた分、理屈ではない涙もご多分に含まれてたんだと思う
そんなさくらの涙もまた感動的だったゾンビランドサガ7話目、
ハッキリ言って今期でもずば抜けて大好きなアニメになってしまいました・・・!
みんなが“何か”を取り戻した今、
更なる飛躍を今後も求めて行きたいですね!

余談ですが、
アイアンフリルも正直良かったです・・・(笑
アイアンフリルもその内ライブイベントに参加しそう。
最近はアイドルも普通にロックフェスに出る時代なので、
こういう作劇は作りやすかったんじゃないかな?って思います。