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Channel: サブカルチャーマシンガン
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「SHISHAMO6」全曲レビューその8「真夜中、リビング、電気を消して。」

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君がいなくても
私を私たらしめるものは
こんなにたくさんあるってのに





この曲は初めて聴いたのはライブ・・・だったかな
発売の1か月前くらいに新曲として聴いたと思う
その時から好きで、
その時から名曲と思ってました
サウンドはここに来て原点回帰のシンプルなロックチューン
活きの良いギターリフを皮切りに疾走感溢れる爽快なアレンジにまとめている
ポップなメロディでありながらきっちりバンドサウンドも聴かす塩梅は流石シシャモと言ったトコロ。


ただ、
この曲の魅力はやはり歌詞にあります
人って・・・
正直良くも悪くも過去に固執するところがあるじゃないですか
もっと具体的に書くと、まあ、昔仲良かった異性とか、或いは同性でもいいですけど。
でも、
何て言うのかな・・・
「何か」に依存し過ぎてしまうと大事な「今」を見失うというか、
その角度だけが自分にとって幸福だと思ってしまうと危険だったりするんですよ
自分の好きなこと、
幸福を感じること・・・に、
自発的に感情を傾ける事で自分で自分を救済する作業が必要になってくるんですね。

この曲で歌われてるのは、
「自立」だと思います
もっと言えば、
「共依存からの脱却」、かな。
これが自分らしさ、
これが自分の幸福~である、という自分で自分を縛るような固定観念を外して、
もっと別の視野を持ったり、もっと別の角度から自分の充足を満たす努力をしよう、って事。
いや・・・努力かあ。
本当は、
努力なんてせずとも、
上記に引用させてもらった歌詞のように、
いつの間にか気付く、というか思い出すのが正しいのかもしれません
自分の中で色々考えて、色々割り切って、自分自身の思考の中で話し合って何とかする、
個人的には人間っていうのは「それ」が出来る生き物だと信じていますから。




明日からはもう一人で大丈夫
自分の機嫌は自分でとる
笑ったり泣いたりできるんだよ
ほらね、君がいなくたって。



また、
自分がめちゃくちゃ好きな歌詞・・・
好き過ぎて一時期ツイッターのプロフにも書いてたくらいお気に入りのフレーズが上記の歌詞です
「自分の機嫌は自分でとる」
正直、
何て素敵な歌詞なんだろう!とか思いました
この曲が出た後に某週刊誌の漫画で偶然同じフレーズが出て来た時は、
インスパイアされたのかな・・・?とか感じてしまった程に笑

この歌詞はね、
自分の中に刻みたいくらい格言だと思ってるんですよ
自分の気持ち良さやいい気分で過ごすのを他人に任せない、
他人を執拗にアテにしない、
自分の気持ちを救うのはいつだって自分だから。
自分の好きなものを見たり、
自分の好きな事を感じたり、
自分で努力して何かを掴んだり、
自分の中で捉え方の角度を変えて今を肯定したり・・・
色々と自分の機嫌を自分で取る方法は溢れている
いっぱいある
それに気付いて欲しい
そして、自分の幸福を他人に任せず、自分で自分を満たして欲しい。
そんな風に思います
思います、というか・・・
そんな風に生きてみたいですね。自分が、ね。








この曲、
先述の様に初めて聴いたのが生で、
朝子さんの表情豊かな歌とソリッドな演奏に魅せられてすぐ好きになったんですよね
そういう体験も加味して自分の中では思い入れが深い曲の一つでもあるので、
自分なりに色々考えてちょっとでも魅力が伝わればいいな、と
考えて書きました
で、ちょっとでも伝わってたら嬉しいですね
何にせよ一番重要な事は自身の感受性を豊かにする事じゃないでしょうか
そしてそれはその人の努力というか研鑽次第で大なり小なり何とかなる・・・はずです。

この曲の歌詞はシンプルなロックサウンドと相反して、
人の感情の繊細な部分を掘り下げまくってるので大好き、です!!
またいつか、もう一度生で聴きたいなぁ。



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