
スタートを切ることも
限界を決めるのも
誰も邪魔出来ないから
先日、
ニューアルバムが出たんですけど、
配信シングルの内これと「妄想サマー」が入らなかったんですよね
正直、
どっちももったいないというか・・・
多分入れてたら曲数多すぎで長い作品になっちゃうから見送られたんでしょうけど、
でもぶっちゃけこの曲って普通にシングルになっててもおかしくないレベルの楽曲なんですよね。。
元々引退するスポーツ選手の為に作られた楽曲なんですけど、
その割には・・・歌詞が限定的じゃないんですよね
むしろ、
何かを頑張っているor頑張りたい人全員にも当て嵌まる様な普遍的なポップ・バラードになってるんですよ
勿論タイアップ先というかそっちサイドから聴いてもフィットする歌詞にも仕上がっていて、
このバランス感覚というか、
上手い具合にニュートラルな描き方になっている作詞能力の高さが実に素晴らしいです
これならタイアップ先の選手のファンも喜ぶだろうし、
でも全然知らない人が聴いても自分に当て嵌めて聴く事も出来る~っていう
宮崎朝子さんのソングライティングの巧さが際立った名曲に仕上がってるんですよね。
また、
メロディとアレンジが良いです。
メロディはシンプルかつ流麗なバラッドで、
アレンジはピアノの音色が主体の爽やかなものになっていて。
これスキマスイッチの常田さんが共同作業者として参加してるんですよね
しかも、
彼の持っている普遍性が良い具合に作用してる気がして・・・
以前小林武史が参加した「水色の日々」が相当の名曲に仕上がってたように、
SHISHAMOのコラボ作品って基本的に当たりが多い気もするんですよ
この曲は、
とても大衆に受ける要素の強い曲なので、
思い切ってCDシングルとして発売しても良かったのでは。。とは感じましたけど、
あくまで個人の選手の引退の為に作った~という曲なので商業的展開を避けてしまったんでしょうか
それはそれで良い音楽を作る事に忠実なSHISHAMOらしいっちゃあらしいんですけどね(笑
でもやっぱこの曲は歌詞が好きですね
結構・・・
タイトルに反して、
別に天才の人生の歌って訳じゃなくて、
最高の瞬間を想像して健気に地道に頑張る努力家の歌なんですよね
そこに向かう為の努力を支える為の歌というか、、、
要するに常に栄光のイメージを持ち続ける~という事なんです
その尊さを丁寧に歌ってると同時に、
この曲って既に自分が成し遂げた事に対する讃美歌にもなってるんですよ。
その歌詞の構成も面白いし、
自分の道程を認めつつ、
更にもう一つ上を目指して足掻きながら邁進していく・・・
そう、
曲調は美しいピアノの音色を基調としたポップ・バラードですけど、
その作中観は正にロックンロールの世界観そのものなんですよね(笑)。
ある意味そこが最も素晴らしいと思うし、
やはりSHISHAMOはどこまで行ってもロックバンドなんだな。ともしみじみ感じられた名曲でした
それと、アウトロがすげー長いお陰で、
自分の大好きな7分越えの長尺の曲になってるのもまた良き、です笑
才能というものは
残酷なチカラだけど
それは信じ方次第だ
実は水面下でずっとこの曲に励まされていて・・・
最近はウォーキングの時によく聴いてますし、
ぶっちゃけ、
こういう人間(ブロガー)とかにも響く曲だと思いますね笑
youtuberにも響くんじゃないですかね、たぶん。