
堂々と自分のやってる事を言えない。っていうのは辛いですよね
しかも、決して相手が理解してくれない、価値観が違う場合だと特にね
凜ちゃんはとってもいい子だから、色々な意味で母親を傷付けまいと・・・
もっと言えば“修斗と同じ道を歩まない事”を示す為に敢えて「普通な自分」を飾ってやり過ごしている。
でも、本心で言えばそんな自分を認めて欲しい気持ちだったり応援して欲しい気持ちだってある(はず)なんです
そんな気持ちを押し殺してわざわざ演技してまで「母親の為に」頑張る、、、というのはこの年代の子にとっては、
正直堪えるもんもあるんじゃないかなあ・・・と個人的には感じてしまう。
だけど、修斗の事があるからか、
やっぱり凜ちゃんは自分からは(決して)言えないでしょう
そこに付随する諸々の心情を思うと、これほどまでに深い表現も中々ない
これは少年誌では決して伝わらない類の表現だと思うなあ。。と実直に感じつつ、
彼の胸にはきっと複雑な感情が去来してるのは想像に容易い
凛太郎のやってる事は悪い事でも間違っている事でもなんでもなく、
むしろ誰かを実直に応援する「いいこと」な筈なんですけど、
それをきっと「過去」が邪魔するんでしょうね
凛太郎もそれが分かってるからこそ、いつまでもおとなしい子を演じ続ける
一見明るく見える凜ちゃんも、実は苦労人である事がよく伝わって来る・・・そんな好エピソードに仕上がっていました。

千尋の笑顔に「本当に良かった・・・。」と心から思えた。
だからこそ、
ここは彼の仲間たちに何かを変えて欲しい
いくら男とは言えど、一人じゃ立ち上がれない瞬間なんてザラにある
今まで凜ちゃんが真央だったり千尋を助けてきた分、
今度は彼を救って欲しい・・・と個人的には願ってしまう
あんなことが過去にあった分、「自分もチアやってるよ」なんて言えるわけがない
だけど、いつまでも嘘付き通して平気の平左でいられるほど強い年代でも無いと思う
凜ちゃんの最後の表情からは達観と寂しさが同時に伝わって来てヤバかった
誠実な性格とは言え、まだ10代だもん
親に認めて欲しい気持ちが皆無な訳がない・・・んで、
ああいった何とも言えない表情になってしまうのも分かる
分かるからこそ、こんなにも感情移入して読んでしまう自分がいるんでしょうね
きっと、凜の母親はどうやったって修斗の事を認めやしないでしょう。
だからこそ、今回の問題は難しいし、重くのしかかる。
凛太郎もあんな表情になってしまう。
本当は誰も悪くない、
悪くないからこそ、
こんなにも苦しくて・・・ようやく、みんなが一致団結して部室も貰ったのに、
肝心の幹の部分に問題があった。。というのは何ともニクい展開ですが
だからこそ生まれる“新しいドラマ”にも大いに期待しています
やはり、凜チアはこういうどシリアスな展開を描かせるとめちゃくちゃ面白いですね・・・!
凜ちゃんの表情だけでこれだけ語れてしまうくらい、オチ付近の展開に唸らされた16回目に仕上がっていました
また「家庭に波乱が・・・」とか意味深な予告も付いてるので(笑)益々次週が気になりますね。
やっぱり、
この漫画の青春の楽しさを余すことなく描いていく充足感と
逆に青春の苦しみも容赦なく描いていく生々しさは半端ないですね
表層的な意味合いだけでない「青春」そのものが思い切り楽しめる稀有な作品だと思います
11月には単行本の1巻も出るので、余計に楽しみです♪感想にアンケにコミック購入にこれからもしっかりと応援していくつもり
同士の方々も見てらしたら是非是非一緒に健闘しましょう。みんなが勢ぞろいして自分の名前を言い合うシーンも素敵でした!

おまけ。
天然たまちゃん、
面白過ぎる・・・笑
是非凜ちゃんの彼女候補に