単行本出ましたよ。ブログとアマゾンで感想も書いてるので是非。
以前と比べると、
花の表情が活き活きしているように思えてきました。
それはきっと・・・この世界は嫌な人間も多いけど、そんなに嫌な人間ばかりでもない。っていう
そういう事でもあるんでしょうね(個人的な解釈ですが)。
こういうレビュー活動をしていても、茶々入れて来るようなアレな人もいれば、
「共感しました」「参考にしてます」って言ってくれるありがたい人もいるわけで
結局はまあ、
この作品で描かれてるような事ってある種の“現実”なんだと思います
確かに、近所で変な事件もあったことあるし、
でも近場で楽しい経験したこともあるし・・・っていう。
世界や他人に勝手に幻滅するのは自由だけど、
蓋を開けて見れば意外と楽しかったりいい出会いもあったりする
そういうメッセージ性にも近いような作劇が兎角面白かったし、
純粋に表情豊かになっていく花が可愛らしくて素敵だったなあ、、、って。
荻野純さんの漫画は常に荻野さん自身の趣向がそのまんま込められている気がして、
正直音楽の時代だとは決して言えないこの時期にCD屋だったり歌詞を書こう~みたいな、
そういう描写が出て来る辺り本当に好きなもの/ことを描かれているなあ。って気が凄くします
今の世の中大体youtubeかダウンロードな気がするんですけど(偏見ですが)、
敢えて先週今週のような描写を描く事で、
「アナログな良さ」を訴えかけている気がしますね。これも個人的な感想ですけどね。
今のところ百合だと断言出来る作風ではないけれど、
さらっと女の子同士の友情的な絡みが多いのも実に荻野さんの漫画らしい
気付けば、変化球ではなく、直球がバンバン投げ込まれていた・・・
そんな印象の第九話でした。面白かった!
花が新しい喜びを見出す度に、
物語は「自首」という目的に向かって近づいていく
そう考えると、寂しい部分はありますが・・・
それでも、
それはきっと花にとっては「いいこと」なんだろう。って思います
“後悔が出来る”って事ですからね。出来れば、二人で組んでヒットメーカーになって欲しいです(笑
ちなみに次週は休載、再来週に新しい話数が更新、のようです。それまで出たばっかりの単行本1巻で楽しもう。
表紙の紙質がいいので(サラサラなやつ)そういう意味合いでも買い、ですよ!