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Channel: サブカルチャーマシンガン
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湯神くんの奮闘。/湯神くんには友達がいない 第77話 感想(週刊少年サンデー2019年6号)

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                                 カワイイ。












しかし実際問題、
自分がちひろと同じ立場になったとして、
同じ事が出来るか・・・っていうとアレですよね
大人ならまだしも、学生社会の中ですからね
ぶっちゃけ学生って逃げられないですからね
不登校とかあるけど、
あれは将来不意にする覚悟がないと出来ないし大人よりも大分リスキーな行為だと思う
何より、子供は色々な意味で容赦がないですからね(笑
でも、そこで「何あの子~」みたいな空気にならないのが逆にリアリティがあって良いな。って感じました


ただ、言われた方はきっと嬉しいと思う
自分の為にそこまで~って感情が大なり小なりあると思うんですよ
それはあの湯神くんでも例外ではなく、百瀬さんに言われて歩み寄ろうと頑張りました
ただ、湯神くんの事なんで素直・・・というか不自然にフレンドリーになる事は出来なかったんですけど(笑
でも、そういう感じもまた湯神くんらしくてかなりニヤニヤしながら読んでしまったんですが!







でも今回、
百瀬さんはいい仕事したと思う。
正直、後夜祭の参加は義務では決してないし、
「自分の楽しみ」を優先して帰るのは正しい事だとも思う
その人にはその人なりの趣向や事情があるのを無視してはいけない
だから、ある意味湯神くんに非のようなものはこれっぽっちもない訳なんですけど、
それはそれとして、理屈ではない部分でちひろちゃんに感謝?のような「何か」を与えても良いんじゃないか、って思うんです
勿論頼んだ訳でもないし、例え庇われなくとも湯神くんは湯神くんだったんでしょう
でもそれは誠実さの問題であって、義務ではないけれど、理屈を超えた部分で「すべきこと」だと感じるんです
もっとも湯神くんは素直ではないので、今は、というかすぐに応えろ、というのは無理でしたが笑
うん、でも、人の人情的な部分なんでしょうね、きっと。
それをわざわざ推し進めてくれた百瀬さんは珍しく(?)グッジョブだった気がします、個人的に。


しかしやっぱりちひろちゃんは良い子だなあ、と。
本人的にも善意を押し付けたくないって気持ちだったり、
みんなの前でみんなに反抗(?)してしまった気持ちだったり、
色々な感情が渦巻いてると思うんですけど、
でもそれくらい湯神くんが勝手なイメージで語られてるのが嫌だったんでしょうね
その気持ちだけは、その想いだけは「ありがた迷惑」ではない「本音」として認めてあげて欲しいな・・・って強く思いました
そして、なるべくならこれをきっかけに“進展”してくれると更にありがたい、、、ですね(笑)。







あと、最後の演出も良かったと思う
正直、結構「アリ」だと思ったんですよ
湯神くんの隣に誰も座らないっていうのは状況的にも。
みんなして湯神くんのノリの悪さ?を糾弾してただけに、
多分みんな気まずくて座らないんだろうな・・・って思うと自然っぽくもあるんですよね
だから、最後の二人のやりとりもナチュラルにも見える。。と思うと色々な意味で「巧い」な、と。
八重樫くんの勇気も含めて今週は「作中内リアリティ」が高くて読んでて心地良かったです

あとやっぱ、
ちひろちゃんと名前呼びするのに躊躇うシーンが実に最高でしたね(笑
そりゃ付き合ってもいないのに名前呼びはキツいって、、、と思いつつ
湯神くんの葛藤とウブな一面が良く出ててニヤニヤが止まらなかったのでした。
にしても、ただ単に「おはよう」って挨拶するだけでゲラゲラ笑えるとか、色々な意味でスゴいわ笑









でも、
振り返って考えてみると、
ちひろちゃんだから・・・っていうのもあった気がします
根が真面目で、いっつも誠実で他人想いで・・・そういうのも伝わってた、からこそ、
みんな素直にああいう空気になったんじゃないかな、と。
そういえば、
扉絵では湯神くんとちひろちゃんの名前の由来もさり気に分かる仕様だったり、
今週号は色々な意味でキャラの本質を知れる話数だった気もして、そこもまた秀逸でしたね。

次回、湯神くんがどういう言葉を投げてちひろちゃんがどういう風に受け取るのか・・・本当に楽しみです!









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