
日曜日にロストインタイムのワンマンを下北沢で観て来ました。
この日は3rd「時計」と4th「さぁ、旅を始めよう」から選曲のライブでした
「時計」の曲はたまに演奏しますが、後者に関しては結構レア曲になっている楽曲も多いので
その意味では前日以上に期待感を持って臨んだ公演だったかもしれません(勿論、前日は前日で素晴らしかった!)。
そして、その期待通りに滅多に聴けないレア曲のオンパレードみたいなブロックもあって、いちロストファンとして多幸感だらけの夜でしたね
レア曲だけではなく、ここぞと言う場面でのキラーチューンももちろん胸に来るものが多くて
この日もこの日で泣きそうになる箇所があったりとまた心に残る一夜に仕上げてくれました
この時代の楽曲たちは定番化している曲が少なめな印象があるんですが
こうやってまじまじと聴いているとかなり名曲、良い曲が多く存在しているので
これを機にまた生で披露するタイミングが増えればいいな~と個人的には思っています
この間出たアコースティックレコーディングスでもこの時代の楽曲が結構収録されていますし、
個人的にどちらも大好きなアルバムなので今一度積極的に演奏したり再録してくれる事がとても嬉しいですね
「あれも聴けた」「これも聴けた」だらけのライブだったので、それだけでも既に堪らない感じでした
その上でやっぱり新曲、リアレンジ群もまた印象に残った良い塩梅のワンマンだったかと。
過去も未来も今も全部大事にする今のLOST IN TIMEの方向性は、ファンとしてとても頼もしく思います。
この日も人・人・人で
完全にスシ詰め状態でした
定員以上入れてるんじゃないか?ってくらいの満員電車並の相様
でも、それはそれで嬉しかったりもするんですが・・・笑
47都道府県海北さんソロツアーのチラシも出来てましたが、かなり気合いの入った出来栄えにニンマリ。
「旅の途中」を少し歌って、
雰囲気を演出してから「羽化」で本格的にスタート
やはりこの曲の“諦める”事にも重きを置いた作中観はグッと来ざるを得なく、
初っ端から涙線を刺激されました。こういう歌詞を20代で書いてるのはファンの贔屓目抜きにしても凄いと思いますよ。
そこから三井さんの色鮮やかなギターの音色が恍惚的に鳴り響いたグルーヴ感たっぷりの「はじまり」に続き、
そして大名曲だと思ってるのにずっと(生で)聴いた事のなかった「最後の一球」と堪らない瞬間に胸が震えてました
この曲は野球ドラマの主題歌になってもいいくらい良く出来た楽曲だと思ってるのでいつか日の目を浴びて欲しいですね。
“今サイレンが鳴る”ってフレーズは生で聴くとより情感が伝わって来て良かったなあ。
ひんやりとした空気が冴え渡った「柊」、
更に「封印してるんじゃないか?」ってくらいとことん演奏されなかった「車輪の下」披露にも痺れましたね
この曲は歌い方からしてロストのイメージとは掛け離れた楽曲なので中々生演奏されないのも納得はいってるんですが
歌詞の作中観は個人的に頷けるフレーズばかりなので個人的に聴けて本当に嬉しかったし、胸が滾るものが確かにありました。
これまた滅多に演奏されない「秘密」も衝動たっぷりに披露、
そして・・・個人的にロストの中でも屈指の名曲だと思っている、そして絶対に生で聴きたかった「蛍」のイントロが流れ始めた時には
流石に涙線危なかったですね この曲は本当に思い入れが強く、深淵まで来てしまったかのような雰囲気も大好きなので
本当に聴きながらずっと泣きそうになっていました まあ、これだけ暗い曲ですから確かにあまり披露されないのも分かるんですが(それが理由じゃないかもですが)
ずっとずっと聴きたかった、以前のリクエストライブでもリクエストした(そしてランク外だった)「失敗」「蛍」の2曲がたった2日間で聴けたという事実
それだけでもう胸は震えて、情念たっぷりの歌唱と演奏に完全に骨抜きにされてしまった、というのが本音です
この曲、ロストの中でも5本の指に入るくらい大好きな上にシングル曲でもあるので、もう少しワンマンとかで聴いてみたいなあ(笑
なんかもうイントロからアウトロの源ちゃんのドラミングまで終始感情移入しまくりでしたね
また生で聴く源ちゃんのアウトロのドラミングは想像以上に最高でした
そんな「蛍」に大感激しつつ、
実はちょっと泣いてしまったのが次の「サンカク」でした
この曲は本当にたま~に、バンドでも聴いた記憶があるんですけど
傷付いた心を撫ぜる様に寄り添ってくれる毛布のような暖かさと
“刻一刻消えていく想いに もうきっと手も振らないんだろうな”ってフレーズに完全にちょい泣きさせられちゃいました
上記のフレーズ本当に好きなんですよ・・・ あんなに辛かった記憶も、想いも、楽しかった記憶も、想いも、結局は泡の様に消え去ってしまう
なんだか、それが無性に切なくなる時が自分は多くて、だからこそ感情移入してしまうんだろうな・・・と思いつつ
コーラスワークも冴えてて正に前半のハイライト的一曲だったかと(個人的には)感じました。
本当に素晴らしかった。
この日も三井さんのMCがありましたが、
海北さんが「キレッキレね!」と言う様にホントに独特の面白さがあったので
今後も機会があればまたやって欲しいなあ。面白かったのが「時計」が出た時代の音楽を振り返る時に
「僕らも影響を受けた」と三井さんが称してその年の年間一位だった「青春アミーゴ」を紹介した瞬間に
源ちゃんが「影響受けてねーよ!」って気持ち強めにツッコんだこと(笑)これは正直爆笑してしまいました
確かにロストの音楽性とまったく関係ない・・・笑
また、源ちゃんが三井さんにあんなに強くツッコむ所も初めて観たのもあって爆笑しちゃったのかも
三井さんの「片や時計で、片や青春アミーゴ」っていう言い方も面白くてバンバン笑い取ってましたね
他にもロストが5人に増えた時に、エグ○イルも9人(だっけ?)に増えてた、とか今は19人まで増えてる、とか余計な情報もよくしゃべっていて
なんか凄く心地良い時間だったなあ。。って振り返って思います ちなみに別にネタにするような空気じゃなかった事も付け加えておきます。
海北さんの「この時代は変化のロストで、三井君が入ってからは成長のロストだった。」というニュアンスの言葉にやたらピンと来つつ
そこから熱く熱く、ひたすら熱いステージングが続きました
「旅立ち前夜」はやっぱりサビの一部でメロディがちょっと変わってるのが良い味を出していて、
みんなでシンガロングした「26」も気持ち良さ満点、イントロのベースも実に艶っぽくて官能的でよかった
しっとりと歌い上げた「然様ならば」に、これも全然披露されてなかったんじゃないか?ってくらいのレア曲「さぁ、旅を始めよう」
この曲もバンドアレンジでちゃんと歌い上げてくれて嬉しかったし、優しくもシビアな歌詞も良かったな。と
勢い満点の「告白」、源ちゃんの熱唱が響いた「鼓動」はやっぱりサビの歌詞が胸に来たし、しみじみとした気分にもさせられた
リアレンジの「残像」を不穏さたっぷりに聴かせた後、
「証し」「冬空と君の手」をしっかりと丁寧に歌い上げてこの日は終了
「冬空と君の手」は存外にグルーヴ感がよく出ていて、ハートフルな音像でもあって
これまた堪らない出来栄えでした 意外と締めにも似合ってると思ったので、今後も聴きたい一曲でもありました
本当に届いて欲しい人「にも」届いて欲しいのに、、、と普段から思ってるので余計にグッと来てしまいました。
そんなこんなで勢い、沁みる良さ、そして珍しいナンバー連発の最高のライブは終わりを告げました
やっぱり、大好きな「蛍」に少し泣いてしまった「サンカク」が個人的ハイライトですね。
この2日間のロストの皆さん、スタッフさん、ハコのスタッフ、そして一緒に楽しんだお客さん達に感謝です。
ありがとうございました。
1.旅の途中(一部)
2.羽化
3.はじまり
4.最後の一球
5.柊
6.車輪の下
7.秘密
8.蛍
9.サンカク
10.旅立ち前夜
11.26
12.然様ならば
13.さぁ、旅を始めよう
14.告白
15.鼓動
16.残像
17.証し
18.冬空と君の手
19.ライラック
20.366
21.希望
22.30
LOST IN TIMEのライブはもう行き始めて長いですし、
毎年数回行くぐらい行き慣れてはいるんですけど
未だに聴いて泣ける、って事が嬉しかったですし
記事を書いてても、そんな事実に胸がジーンとなってしまいましたね
こうやって、昔の封印してるかのような時期の楽曲もちゃんと演奏してくれる
そんなロストの「誠実さ」に益々惚れ直したような素晴らしい一夜でした。
凄く個人的な想い入ればかりの感想にはなってしまったんですけど(笑
でも、これが自分の本音ではあります
想像してた以上にレアリティの高い2日間に仕上がっていて、本当にファン冥利に尽きる週末でした。改めて、感謝を。
アンコールでは多幸感溢れる「366」の後押し感がやっぱりイイな。と思いつつ
やっぱり新曲の「ライラック」が自分の思い出すらも滲むようなクオリティで大好きだなぁ、と。
この曲の魅力に関してはまた別記事で想いを込めて伝えたいトコロです。
最後は「30」で(比較的)前向きに締めたのも良かったんじゃないかと。
今後は、海北さんの始まりの場所の熊谷での総括の総括のようなワンマンに加えて
海北さんのソロでの全都道府県ツアーがあって、それが今からすっごく楽しみです
海北さんの弾き語りはすっごくあったかいので、
お近くの方は是非観てみて欲しいですね
自分も47都道府県もあるので複数個所行こうかな、と計画中です。