Quantcast
Channel: サブカルチャーマシンガン
Viewing all articles
Browse latest Browse all 3296

タイトルに偽り無し。/ノケモノたちの夜 第36夜「星明かりの夜」

$
0
0







このブラックベル家のシリーズで2回も(読んでて)泣いた訳ですけど、
正直その前までも面白い、とは思ってたんですよね
でも予想外の出来事でした
振り返ると、
ダイアナに感情移入し過ぎたというか、
今まで同世代の友達もありふれた幸福ともほぼほぼ無縁の人生だった事が描かれてたので、
なんだろう、このキャラがこのまま作劇の為に死んでしまったら嫌だな。って素直に感じてたのかもしれません
そう考えると、
一度は「みんな」の期待に添えず惨めに死に直面した彼女が、
今こうやって生きている事自体が劇的な勝利に思える
ブラックベル家は死をもって称えられ、
そしてダイアナも無事に生きてこうやって笑っている・・・
それを讃えるナベリウスのセリフも格好良くて確かに彼女は「勝った」んだと思えました。




反応が可愛い(笑



そして、
物語的に言えば第三勢力である三つ目の悪魔の存在も際立って来ましたね
団長がラスボスかと思ってましたけど、案外そうでもないのかもしれない
それともう一つ、
一口に「悪魔」と言ってもあくまで契約者な訳ですから、
早々悪い奴ばっかりでもないのかもしれない・・・って改めて感じました
友情でも愛情でもない、一言で「絆」のような何か、、、を今週は深く感じたりもしました
ついこの間「悪魔のくせに~」ってセリフがあったのも未だに気に掛かってるんですが、
あれも後々伏線と成りうる要素なのかもしれない、なんてちょっと思いましたね
マルバスのお友達(?)、
一体どういう悪魔たちなのか・・・
そして、そこでどういうドラマが生まれるのか、、、も楽しみです
個人的にダイアナが仲間に加わってくれたら心強い、と前から思ってたので、
遂にウィステリアに仲間が出来たのも感慨深くて良かったです
この漫画、
別にガッチガチのバトル漫画でもないと思ってるので、
是非ダイアナ嬢とウィステリアの年頃の女子らしいやりとりなんかも読めたら嬉しいですね(笑
取り敢えず、ダイアナに笑顔が戻って本当に良かったです・・・!











しかし、
今週は日常描写もクスクス笑えるものでとても良かったです
前にも書いたかもしれませんがこの作者、大好きな「湯神くんには友達がいない」のアシスタントだったんで、
そういうのも結構上手いと思うんですよね 特にダイアナの反応なんかはいちいち楽しかったです(笑
最後のマルバスの心情描写に関しては変化であり進化でもあるんだろうな、って感じましたね
兎角、色々なことを深く感じたシリーズだったと思います。生き続けることこそ、
誰かの希望を叶えた紛れもない証拠なんだと思いました。



Viewing all articles
Browse latest Browse all 3296

Trending Articles